「エール・ダリアの白き檻」企画完結に伴い、おまけページの公開です。
基本的に本編のネタばれを含みますので、本編をまだ聞いていらっしゃらない方は、本編を先に聞いて頂いた方が良いかもしれません。ネタばれでも構わない!と言う方は、どうぞこのままご覧下さい。

.... 断片的な記憶 ....

1.いつまでも許せない過去

2.ロシエルから見たエルダ

.... 主題歌歌詞 ....

.... 作品について ....

 「エール・ダリアの白き檻」は本当に偶然の産物でした。
 「グランルージュの銀の花」で、何となく登場させたエルダ。ちょっと不思議な力がある美人な家庭教師。グラシス王国王妃様の側によくいる髪の長い男性……、とある事情で国を出ることになり、王妃様と一緒に海の向こうから来た。ぐらいしか決まっておらず。本編のメインの台詞としては、名前が出てくるだけで、あとはガヤにちょろっと出てくるだけのキャラでした。

 そんなある時に、ヤマトアキさんとお茶をする機会に恵まれました。名古屋に立ち寄ってくださるということで、名古屋でお茶をしました。ゆっくり話せる場所ということで、コ○ダでお茶をしてたのですが、だんだん銀の花の話に。そして、スピンオフも楽しんじゃない?と言う話が出ました。確かになぁと思って、書いて見たいキャラとかいるの?と聞かれて応えたのが、「エルダ」でした。正直意味深な設定だけ作っただけの状態だったので、一番膨らませやすいかなーと。あと、ある程度メインで出てきたキャラのスピンオフは苦手なので、やるならエルダかなーと思ってました。
 あとは、「グランルージュの銀の花」と言うタイトルのゴロがいいよねと行って下さり、「次はまた、スピンオフらしく色を入れてタイトルを決めたらいいんじゃ?」という感じでどんどん妄想を(笑
 最初「金の鳥」とか(笑)言ってたんですが、結局「白き檻」に落ち着いたのはいつだっただろう?この場だったのかな?(うろ覚え(笑
 白いイメージで行くって話しだった気はする…(^^;

 きっと複雑な人間関係だったんだという話とかしてた気がします。確か本当はエリシオとベリルはもっと血のつながりは離れてた設定だったんですが、従姉にしたのは、ボイスドラマとしてわかりやすくするために、簡単に説明できるようにしたためです…。あとベリル・シュラート・ネリアルートも兄弟じゃなかったかも。そもそも妄想中は名前も決まっていませんでしたから(笑)紙とペンを持っていた私は人間関係とかをメモりながら話してた気がします(笑)ざっくりとした人間関係を決めて、時間切れになりお別れしたんだったと思います。

 どうやらメールの履歴を見ると、その日のうちにエリシオの落書きはしたっぽいです。私は基本作品を考えるときはある程度絵を描かないとすすまないので(^^;
 それが10/31で、シナリオをざっくり書いたのは11/8っぽいですね。完全に出来上がったのが11/24か。。。頑張ったな自分(笑)名前を決めたり、「神話」「病気」「本」「雪」「血」をキーワードに決めて、最初と最後を作ってから間を埋めた感じにシナリオを書いた気がします。神話をだすことになったのは、勝手に決めた気がするけど、何故だそうと思ったかまでは覚えてない。。。

 エール・ダリアの意味は、「神・ダリア」という意味で、ヘブライ語で神をel[エール]といういうところから取りました。ダリアは、花のイメージから連想しました。花言葉は「華麗」「優雅」「威厳」「移り気」「不安定」「感謝」「栄華」等があり、正反対な意味が含まれているなぁと思い、ぴったりな気がして、el dahliaと付けました。あとは、エルダに成り得るという条件つきでしたが(笑)スヴェリエ神話に出てくる、イルも神という意味です。

 ベリルの名前は最後の最後まで迷ってました。今見たら、途中までユニという名前でした。よかったベリルになってて!緑柱石のベリルをイメージしたので、ドレスは緑にしました。確か。

 今回救われていない人がいるのが、個人的には非常に心残りです。ただ、今回の作品のテーマとしては、エルダが何故エルダになったのかということに絞ったので、余計なことは極力省きました。本当は、色々救ってあげたいキャラが居たんですが……。それはまた機会があれば。

 なんかだらだらとした説明になってしまってすみません。。。こんな風に作品が1つ出来上がるのは何とも楽しいですね。直接話してるから出来ることもやっぱりあるよなぁと思いました。最終的には1人でシナリオを書いているとは言え!すごい段々心が入っていく感じがしました。
 唐突に主題歌を作ろう…!とか思って行動を起こしちゃうぐらいには(笑

.... キャラについて ....

●エリシオ
 エリシオは自分の中でも本当にお気に入りのキャラになりました。正直エルダからここまでなるとは想像もできませんでしたが(笑)シナリオを書き終わったあとは、これで大丈夫かな……?と不安に思った面もありましたが、アキさんが声を当ててくださって、ようやくしっくり来た感じがしました。本当にびっくりするほど違和感がなくて、まさにぴったりはまったように感じたのを覚えています。何もわからなかった小さい頃の彼も、そして、多くのことを学んで成長した彼も。全てが1つになった、そんな感じがしました。
 彼の未来が気になる方は、よければ「グランルージュの銀の花」を聞いて見立て下さい。少しだけ、彼の未来を覗くことができます(^^

●ベリル
 ベリルも私好みの性格になっています(笑)エリシオが好意を抱くってどんな人?と2人で考えたときに、大人しい感じだけじゃないよね。というのを放したのを覚えています。どちらかというと行動的な。アクティブな。と思っていたらこんなに活発な子に。幼少時代のときの方がすごく想像しやすくて、逆に成長してからの口調とかに少し困った覚えがあります。
 ベリルに関しても笑兵衛さんは本当にイメージ通りに演じてくださいました!幼少期の、小生意気な感じ(笑)といい、特に女官たちと話してるときの彼女の口調がまさにという感じでした。最後のシーンは、本当にどうなるかわかってるのに、書いてるのは自分なのに、泣けてしまいました。生きているベリルが本当に、命を失ってしまう、それがとてもよく伝わってくる演技でした。

●ネリアルート
 ネリアルートは、この作品では少し可愛そうなままで終わってしまいました。幼くして予定外の結婚。しかも海の向こう側。どれだけ彼女の心の負担になったことか……。それを後編でまさに湊さんが演じて下さいました。前半あれだけ明るかったネリアルートがこんな風になってしまう、……、不自然な笑顔で笑う彼女が見えてとても、心痛い気分になりました。私が書いたんですが……。
 でも彼女にも優しい未来があります。こちらも「グランルージュの銀の花」で少しだけ覗くことができます。

●シュラート
 シュラートには本当に申し訳ないなと思うしかありません。この作品の中では彼を救い上げることができませんでした。ただ1つ言いたいのは、小さい頃の彼の態度や、成長してからの彼のエリシオに対する態度がすべて嘘だったわけではありません。彼は非常に純粋で、優しい人物だったんです。それが狂ってしまったのは、ベリルへの気持ちや、彼女の命への不安、周りの言葉、色んなものが混ざり合って、彼にあんな行動を取らせてしまった。ただ、彼だけが全ての悪ではないと、私は考えています。こちらも前半から後半でがらりと豹変してしまうシュラートを、日暮さんがうまく表現してくださいました。最後の畳み掛けるように言う台詞が、とても印象に残っています。
 彼を救ってくれるのは、結婚した奥さんじゃないかなー……、と勝手に思っています。

●宮廷女官
 2人の宮廷女官を、円海さんと羽水さんが演じてくださったのですが、思った以上に作品の雰囲気を決めてくださいました!王宮といえば女性の噂話だよなーと思って書いたのですが、本当に想像以上にぴったりなお2人の演技でした!女官たちの繰り広げる噂話が、どんどんと王宮内に波紋を広げて世界を作っていく、そんな雰囲気を感じ、編集していても大変やりがいがありました!

.... 最後に ....

 「エール・ダリアの白き檻」お聞きくださりありがとうございました。私にしては珍しく全体的に不安定な暗さが漂っておりましたが、個人的には色んなことを挑戦する機会もあり、大変印象に残る作品となりました。
 キャスト様、作曲者さま、歌い手様には感謝してもしきれません。本当にご協力ありがとうございました。
 
 広がり続ける世界に、また物語を残せますように……。
 
                                    2011.2.13 花織すいら

.... N E X T ....

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素材:Little Eden,フリー素材屋Hoshino